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(無題)

 投稿者:13AC015  投稿日:2009年 7月17日(金)10時16分23秒
  この前の課題もメールで送信したのですが返信が返ってきていなくて不安です。また提出出来ていなかったのでしょうか?その場合はテストの時に提出してもまだ受理してもらえますか?  
 

7月9日のコメント・質問への回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 7月15日(水)20時40分8秒
  講義内容についての質問やコメント
「異文化コミュニケーション」について
①「一つの文化が他の文化を内包するということはあり得るのでしょうか?」
 はい、あり得ます。専門用語でSubculture(小文化)と定義されるもので、たとえば、一つの国文化の中に存在する地域文化をsubcultureと言います。

②「自文化中心主義を無くす方法は全くないのですか?」
 自文化中心主義とは、偏見や先入観の一種であり、偏見や先入観を完全になくすことは不可能であることを、今まで説明してきました。従って、自文化中心主義は、完全になくすことはできませんが、その存在を認識し、その影響をなるべく抑える(保留)することは可能です。7月16日の講義で、この方法について詳しく説明します。

③「異文化コンサルタントによると、『自分の文化を理解する』ことが一番大切な異文化適応能力と書いてありますが、他の3つが大切ではないということではないのですか?」
 いいえ、他の3つに比べると自分の文化を理解することが一番大切であり、最初に必要な能力と考えられますが、他の3つの能力もあった方が良いものばかりです。

④「ホフステードの研究結果で上下関係を重んじる傾向が日本は割と低いというのが予想外でした。」
 これは、3人から同じコメントをもらいました。この研究結果の理由にはいくつか考えられます。まずは、実際に日本では、思ったより上下関係があまり重んじられていないのかも知れないという可能性です。その理由として、上下関係は集団によって決まりますが、集団によっては上下関係を重視するものもあれば、そうでないものもあります。例えば、近年企業によっては、年功序列を廃止し、能力だけで昇進を決めたりする所が増えています。そう言うところでは、上司・部下の関係は上下関係として保たれていても、先輩・後輩の上限関係は薄れていると言えます。従って、上下関係を重んじる傾向は日本では流動的だと考えられます。
 また、日本には「無礼講」というしきたりがあって、フォーマルな状況では上下関係を重んじますが、飲み会などのインフォーマルな状況では上下関係が薄れる場合があります。学生が授業で「先生」と呼び時と、飲み会で「せんせぇ~」と呼ぶ時では、明らかに違った上下関係が存在すると思います。このように日本の上下関係は状況に応じて流動的だと考えらえます。
 他の文化で日本より上下関係を重んじる度合いが高いところ、例えば韓国では、どのような集団でも必ず年長者が奢るというようなしきたりがあるようですから、その点で日本より流動的ではありません。
 ほかに考えられる理由として、ホフステードの研究は組織やビジネスにおける上下関係だけを調べていること、また元々はIBMの社員が中心的な調査対象であったので、IBMという企業の特殊性やビジネスと言う状況での上下関係は、それほど日本では強調されていないという可能性もあります。
 

7月2日のコメント・質問への回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 7月 8日(水)17時14分2秒
  講義内容についての質問やコメント
今回は、なぜか質問が少なく、殆どはスモールトークのエクササイズが楽しかったというコメントでした。

「対人関係の推移とコミュニケーション」について
①「長年付き合っているカップルで、互いに共有し得いる思い出なども多く持っているのにも関わらず、結婚(結束)すると別れてしまうカップルも多いように思われますが、それはなぜか?」
 講義でも言ったように、「結束」に行っても、人間関係は成長して行かないと続きません。結婚してからも、引き続き新たな思い出を作り共有していくことが大切です。

②「『関係強化』から『統合』までの関係である相手が複数いると、「二股」になってしまうのか?
 これは判断が難しいですが、一般的に「相手と付き合っている」というように人間関係の種類や性質を確認するのは、「関係強化」から「統合」に移行する所で行われます。ですから、「統合」に至っても、他の相手と「恋愛」感情をもって関係強化をしてしまうと「二股」になってしまうのでしょう。しかし、異性であっても友人として「関係強化」や「統合」、ひいては「結束」まで行くことはあり得るわけですから、複数の相手と違った種類の人間関係を同時進行で発展させることは可能です。
 

6月18日と6月25日講義についての質問・コメントへの回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 7月 2日(木)07時16分2秒
  授業の運営に関する質問・コメント
中間試験について
質問32「教室で、隣に座っている人との間にカバンや筆箱などを置いたりするが、これを空間のコミュニケーションの専門用語で何と言うか、書きなさい。(1点)」の正解は「領域マーカー」ですが、質問文自体が「カバンや筆箱などを置いたりする」行動を指しているので、「マーキング」という答えも正解とします。「マーキング」という答えを書いた人は、中間試験の解答用紙を今堀に見せてください。点数を訂正します。

期末試験について
①「期末試験の出題形式は中間試験と同じですか?」
 はい。ただし、記述式の問題の配分が増えます。詳しくは事前にスタディーガイドを用意します。

②「中間試験のテスト範囲も期末試験に含まれますか?」
 期末試験の範囲のほとんどは、中間試験以降に学んだことになりますが、多少かぶるところも出てきます。詳しくはスタディーガイドに指定します。

「聴くコミュニケーション」のp4は説明してもらえないんですか?」
 申し訳ありません。慌てて飛ばしてしまったようです。6月25日の講義で説明をしました。

「エクササイズを行う前に事前に行うべきことはありますか?」
 特にありませんが、「話すコミュニケーション」の講義ノートのスモールトークのところと「対人コミュニケーション」の自己開示について意識してエクササイズに取り組むと良いでしょう。

講義内容についての質問やコメント
「聴くコミュニケーション」について
①「聞き上手になるには、聞くコミュニケーション、話すコミュニケーションをしっかり身につければ良いのでしょうか?」
 まずは「聞き上手」ではなく、「聴き上手」になってください。「聴くコミュニケーション」の講義ノートを中心に、「話すコミュニケーション」や「対人コミュニケーション」、「非言語コミュニケーション」などの講義も参考にすると良いでしょう。

②「英語を聞いていると、脳が暇を持て余すことはないようですが、これは母国語だけに起こることですか?」
 英語で聴くことに慣れてくればday dreamingをするようになります。

③「習慣化した表現とはどういったものですか?慣れた表現ならリスニングを妨害することはないのではないか?」
 「習慣化した表現」とは「使い古された表現」とほぼ同じ意味で、要は癖のように使われる表現で、連発されるので、その表現の意味が薄れ、「使い古された表現」と同じようにリスニングを妨害するものです。「マジー?」なんて言う表現がそれに当たるかもしれません。

④「差別用語に関連して、最近『障害者』の『害』を『がい』とひらがな表記になっているのをよく見かけます。なぜでしょうか?」
 これは「障害」の「害」という字が「悪いもの」を意味することから、差別的表記だとされ、ひらがな表記にしているからです。他に「障碍」と書くことがあります。「障碍」を持つ人への偏見や差別を研究する「障碍学」というのがありますが、このように表記します。「礙」(「碍」の正字)は、「さしつかえること」を指し、乗り越えないとならない妨げになるものを意味し、「害」とはまったく異なった概念です。
「障害」という表記の仕方は、もともと「障碍」と表記していたのに、当用漢字の制限から、同じ音の「害」を使うようになってしまったということから来るそうです。

⑤「差別用語に関連して、『外人』は差別用語だとされていますが、『外人』は単に『外国人』の省略形にすぎないという指摘がありました。これは世代によってことばの意味が違うということではないのでしょうか?」
 確かに、世代によってことばの意味や使い方は異なってきます。「外人」とはかなり古い時代から使われてきたことばで、もともとは日本人も含む「外の人」(自分の集団に属さない人)を表していましたが、江戸時代以降日本人以外の人を指す意味になっていたそうです。意味はともあれ、「外国人」の多くは「外人」ということばを排他的で、日本民族以外の人をたとえ日本生まれ日本育ちであっても、「日本人」として受け入れようとしない差別的な日本文化の特性の表れだと考えています。ですから、「外国人」ということばを使う方が良いでしょう。しかし、私の院生の修士論文の研究では、「外国人」たちが自分たちに言及する際にわざと「gaijin」ということばを使って、彼らのアイデンティティーを確立しようとする動きもあることが分かっています。丁度、アメリカで、聴覚に障碍がある人たちを、メディアなどが”hearing impaired”と呼んだのに対し、聴覚に障碍がある人たちの団体が自分たちを”Deaf”(もともとは差別用語)と呼んでほしい、なぜなら自分たちは特有の文化を持つのだから、小文字ではなく、最初を大文字にした(JapaneseやAmericanのように)自分たちの特性をよく表すことばを使ってほしいと運動したことに似ているかもしれません。

⑥「先入観を持たずに物事を判断できるのは何歳くらいまでですか?」
 人間は、生まれた時から「先入観」を持つと言っても過言ではないと思います。幼児でも、母親や父親のにっこりした顔を見ると、喜んだりするのは、親のにっこりした顔を一度良いものとして理解するからで、これは「先入観」だと言えます。子供の時に、高い所に行って怖い思いをすると、高所恐怖症になって、高いところはすべて怖いと思うのも「先入観」です。

⑦「先入観を全くなくすことはできないと思いますが、どうしたら少しでも先入観をなくすことができますか?」「発想の転換の力を養うためにはどうしたら良いですか?」
 先入観はとにかく「なくす」ことはできません。減らすこともできないのです。但し、自分が持っている先入観が自分の聴くこと、認知すること、考えることなどに与える影響の度合いを減らすことはできます。これには、まず自分は必ず先入観を持っているという認識から始め、自分がどのような先入観を持っているか意識しながら、物事を見たり、聴いたり、感じたり、考えたりし、その際に、自分が認識するもの、感じること、考えること以外にも、複数の違った認識の仕方、感じ方、考え方が存在する可能性を常に念頭に置いておくことです。発想の転換力も同じ方法で身に付くと思います。

「話すコミュニケーション」について
①「話が長いと言われてしまうが、どう改善すれば良いか?」
 「話が長い」と思われる最大の原因は、結論をなかなか話さないということがあげられます。背景や理由を長々と述べてから結論に持って行くと、「話が長い」と思われがちですので、まずは要点や結論、話の目的などを初めに述べて、それから理由や背景を説明すると良いでしょう。また、一回の発話時間が長い可能性があります。間をおいて、相手に話させたり、質問してもらったりすると良いでしょう。

②「大勢の人のまで話す時に、緊張して声が震えたりするのを直すことができるか?」
 「プレゼンテーションのコミュニケーション」でお話ししましょう。

「対人コミュニケーション」について
①「一人の人だけにとても愛されたい人は、愛情欲は高いのですか?」
 愛情欲は人数とは関係がありませんので、一人だろうが複数だろうが愛されたいという欲求が高いということは、愛情欲が高いと言えます。また、シュッツは1対1の人間関係における3つの欲求のバランスについて理論を立てているので、基本的には、相手が一人の場合を念頭に置いた欲求の度合いです。

②「愛情欲が高いと包含欲も高い?」
 そうとは限りません。自分の価値を認めさえしてもらえれば(つまり自尊心を満たしてくれれば)、誰でも良いという人もいるでしょう。相手が自分を好きかどうかはどうでも良く、相手が自分を尊敬しているかどうかを気にする人です。

③「対人欲求をある程度抑制することは可能?」「セルフモニターリングと関係?」
 ある程度は可能です。良い対人関係を築くために、相手の欲求と自分の欲求のバランスを鑑みながら、調整することをシュッツは推奨しています。そのために、自分の対人欲求を表す言動や相手のそれをモニターリングすることが必要になります。

④「スモールトークで、相手がゴホゴホ咳をしている場合、どのようにプラスに話を進めて行けば良いか?」
 スモールトークの内容全てがプラスである必要はありません。相手に関心を向けることも大切です。しかし、深刻に「大丈夫ですか?」と相手の健康を気遣うと初対面では「重い」ので、「最近風邪が流行っているみたいですね」と切り出してみると良いでしょう。

⑤「自己開示について」

ア)「自己開示があまり上手でないので、どうしたら良いか?」
 講義ノートの「上手な自己開示の方法」を参考にしてください。

イ)「自己開示をしたがらない人と上手にやって行く方法はありますか?」
 返報性を利用して、自分から自己開示をして行き、相手の自己開示を待ってみるとよいです。それでもダメな場合は、相手に質問してみてください。

ウ)「返報性とは?」
 自己開示の返報性とは、自分が自己開示をすると、内容的にそれに見合った自己開示を相手がする傾向があることを言います。

エ)「未知の部分」について

エ)-①「未知の部分は本当に存在する?」
 当然です。自分にはいくらでも可能性があるので、自分も他人も知らないことが、自分については必ずあります。

エ)-②「未知の部分は減って行くことはない?」「なくすことはできる?」
 確かに上記の意味では、未知の部分が減る、もしくはなくなることはありません。しかし、自己開示を通して、未知の部分について発見できることには変わりがありません。ジョハリの窓では、未知の部分が減って行くように図式化されていますが、どちらかと言えば、現時点で暫定的にある未知の部分について発見することによって、その一時「減る」と考えてください。しかし未知の部分は減ると同時に無限の可能性がありますので、更に増えるとも言えると思ってください。
 

5月28日と6月4日の質問・コメントへの回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 6月10日(水)19時28分20秒
  授業の運営に関する質問・コメント
今回は、中間試験への不安、スタディーガイドやそれについての質問の時間を取ったことへの感謝のコメントをいただきましたが、特に授業運営に関するもので、回答を必要とするものはありませんでした。

講義内容についての質問やコメント
「非言語コミュニケーション」について
①「接触」について
ア)「接触行動はあまり頻繁にするべきではないのでしょうか?」
 この質問は、セクハラなど相手が不快に思う可能性を懸念してのものですが、確かに、接触行動は文化によって違いますし、同じ文化でも相手によっても受け止め方が違います。まずは、自分の文化で適切な接触の頻度、触る身体の部位、接触の種類、長さなどに沿った接触行動をすることです。また、当然ですが状況や相手との人間関係に留意すべきです。そして、ここの相手の接触への反応を観察し、個別に適切な接触行動をすることです。

イ)「男性同士の接触行動が女性同士に比べ少ないのは、同性愛恐怖症との関連があるとのことでしたが、すべての男性が無意識に持っているものですか?」
 いいえ、そんなことはありません。ゲイの人は当然ですがそのような恐怖症を持っていません。今堀もゲイ、レズビアン、トランスセクシュアル(性転換した人たち)などの同僚や学生、友人とサンフランシスコに住んでいる間に出会ったので、同性愛恐怖症はありません。

ウ)「男性はボディタッチをされると嬉しいと良く聞きますが、女性が何気なく触っていても、男女でその捉え方は変わるものですか?」
 本当に男性がボディタッチを喜ぶかどうかは知りません。どちらかと言うと女性よりは好まないというのが研究結果です。女性から男性への接触を男性は性的に解釈する度合いが、男性から女性への接触を女性が性的に捉える度合いよりも高いという研究結果もありますが、確実なものではありません。

②「声(周辺言語)」について
ア)「人はボイスセットを変えることは難しいのでしょうか?」「普段出していない声の高さを意識すれば出せるようになりますか?」
 人には、生まれ持った声質がありますから、それ自体を大きく変えることは難しいですが、自分のボイスセットのうち、音量だったり、反響だったり、ピッチ幅だったりと、部分的にボイスクォリティーを訓練や練習で変えることはできます。声の高さ(ピッチ)を変えるのも、訓練でできます。喉を絞って出せば高い声、喉を開けて出せば低い声が出ます。

イ)「自分の声がどう聞こえるのか知るには、録音などがいいのでしょうか?」
 確かに自分の声を録音して聞いてみることは良いことですが、それよりも自分が実際に人とコミュニケーションしている時の声に留意し、他の人が自分の声にどう反応するのか観察すると、自分の声の特徴(反応の良いところ、悪いところ)が分かってきますので、必要に応じて自分の声の悪い特徴を変えていくことができます。

ウ)「滑舌良くしゃべるにはどうしたら良いですか?」
 まずは、発音を明瞭にできる訓練をすべきです。良く演劇の練習などでやる「あえいうえおあお」をゆっくり、口を大きく使って、「かけきくけこかこ、させしすせそさそ」などのように、50音すべてを練習してください。口を大きく使って明瞭に発音できるようになったら、今度は口は大きく使いながら、すこし早口で話せる訓練をすると良いです。

エ)「どうやってアクセントを標準語とするのか?」
 講義で簡単に説明しましたが、国の政治的商業的中心である地域のアクセントが「標準」になることが多いです。民族的なアクセントでは、その国で最も社会的優位(地位、経済力、教育など)に立つ民族のアクセントが「標準」になることが多いです。つまり標準語は、力を持つ地域や人のアクセントに準じることが多いということです。

オ)「現在でもイギリスでは、発音の違いによって階級を判断することが続いているのですか?」
 イギリスに限らず、どの国でも、発音の違いによって、教育程度や経済力、社会的地位を判断することは続いています。偏見や差別は減ってきている傾向もありますが、まだまだ発音と社会的力は、上記の標準語のように、関連してしまっています。

カ)「外国の方が、日本語の方言を聴いても分からないのでしょうか?」
 当然そうです。

「自己発見」について
①「色んな理想や目標があって、どの理想や目標に向かっているのが自分なのか分かりません。迷っているのが本当の自分なのかなと思いますが。」
 まず、「本当の自分」というのは、あったとしても、あくまで「暫定的」なものです。従って、ある理想を求めている自分がいても、それが後で違った理想を求める自分に変わる可能性はいくらでもあります。むしろ肝心なのは、どういった理想を自分が求めているのか、なぜそのような理想を求めるのかを認識することが、より正確な自己理解につながります。

②「自己成就の予言に陥っているような気がしますが、どうやったら抜け出せるか?」
 まず「自己成就の予言」とは、プラスに働けば、悪いことではありません。つまり上記の質問のように、自分が追い求める理想に実際に自分を磨いて近づけていくような「自己成就の予言」は、「成長」とか「成功」と言えます。悪い「自己成就の予言」とは、マイナス指向のものです。こう言った場合、なぜ自分はマイナスな結果にたどり着くだろうという予測をするのか、その理由をよく考えてみてください。自分の過去の経験(特に失敗)、人から言われたことなど、その理由は色々あるでしょうが、そのような理由がなぜ存在するのか、その原因についても考えてみて、マイナスな予測を自分に立ててしまう原因を改善して行けば良いです。

③「自己暗示で性格を変えることはできますか?」
 はたまた「性格」ということばが出てきますが、変えるのは、「性格」ではなく、コミュニケーション言動です。自己暗示で自分のコミュニケーション言動を変えて、自分をより成長さえたりすることとは、上記のプラス指向の「自己成就の予言」と同じことだと思いますので、自分がより良いコミュニケーション言動をすることを心掛けて行けば、段々それが自分のものになって行きます。

④「自分が演じていると感じている自分に対する相手からの評価を新たな自己発見と考えて良いのですか?」
 自分をが「演じている」とは何かにもよりますが、明確な目的を持って、自分をより良い方向に変えたいと思うようなコミュニケーション言動をしている場合、それに対する相手のフィードバックは、確かに新たな自己発見へのヒントになります。そのフィードバックが自分にとって嬉しく、しっくりくるものであれば、新たなコミュニケーション言動を自分のものにして行けば良いわけで、そう言う過程を経て、上述のように自分を「変える」ことができます。しかし、そのフィードバックが決して自分にはそぐわないものであった時は、その「演じている」ことは、あくまで「演じている」に過ぎず、自分とは違ったものなのかも知れませんので、再度吟味して、他のコミュニケーション言動を試みてみると良いでしょう。

⑤「自分をなかなか外に出せない」
 こう言う人は多くいると思います。自分をなかなか外に出せない理由として、一番考えられるのは、自分に自信がなかったり、自分を否定されることを怖がったりしている場合だと思います。また、自己開示をしたら、心もとないことを言われたり、自己開示した内容を悪用(噂を流されるなど)されたり、という苦い経験をしたことがあるからかも知れません。どちらにしても、信頼できる相手で、自分のことを受け入れてくれる人にまずは自分を出すことです。そう言った人からどのように自分を改善して行けば良いのか、ヒントを得ながら、自分に自信を付けて、自分が否定されることへの恐怖心を減らせていけば、段々と見知らぬ人にも自分を出していくことができるようになると思います。また、「自分を否定されても構わない」といった「開き直り」もたまには必要なのかも知れません。相手に思われている自分だけを大切にすると、結局は相手に合わせた自分しかなくなってしまい、自分を見失ってしまいます。自分なりに良いと思うところを、他人のフィードバックに関わらず、ある程度維持することも大切です。ただし、複数の人に複数の状況から否定的なフィードバックをもらうような面が自分にある時は、これは改善の余地があることを意味します。

⑥「自分について悩む際に、自分の中で対話をするが、これは自己認識のコミュニケーションと捉えて良いのか?」
 はい、そうです。自己認識とは、確かに対人コミュニケーションの中でのコミュニケーションから得られるものですが、当然我々は個人内コミュニケーションを対人コミュニケーションで得たフィードバックなどについて行います。これをしないと、上述のように単に周囲に合わせた自分を作ってしまいます。相手から得たフィードバックを吟味して、自分の中で対話することは、自己認識を高める上で必要案ことです。

⑦「先生は、私たちにこう言う先生として見られたいと思いを持って講義していますか?それとも素ですか?」
 答えは両方だと思います。教員として、どのように講義をするか、どのように学生と接するべきか、常に考えています。その意味では、今堀は、学生に教員としてあるイメージを見てもらえるように努力していると言えるので、「演じている」のかも知れませんが、その大部分は、長年の経験で培ってきた、すでに教員をしている時の自分の一部になっていますので、「素」である面もあります。

⑧「血液型の本は、著者のステレオタイプに基づいているのではないか?血液型のステレオタイプは、それに人が当てはまると思うことで、広まっているのではないか?」
 血液型と性格の関連は、明治時代にある心理学者が日本で研究を発表したことが、一般の人に広まっていたとされています。実際に血液型と正確には大きな関連はないのですが、確かに日本では、血液型と性格の関連を社会一般で良く引き合いに出すので、社会に血液型についてのステレオタイプが存在し、それをさらに本などにして売り出すことで、これが冗長されているところは否めません。
 アメリカでは、生まれてきた子供の血液型を調べませんので、アメリカ人の多くは大病をしたり手術をしたり、献血をしたりしない限りは、自分の血液型を知りません。よって、アメリカでは血液型について何のステレオタイプもありません。
 皆さんは、血液型で「自己成就の予言」に陥らないように気をつけるべきだと思います。

⑨「お酒の力で本当の自分を出す人はいるのですか?」
 はい、いますね。また、お酒を飲むと、つい本音が出る人は多くいます。いずれにしてもお酒の力を借りないと自分を出せないとか、お酒を飲むと本音を必ず出してしまうなどは、お酒と上手に付き合えていません。特にお酒の力を借りずにも自分の本音を言ったり、自分を出したりすることができるように、コミュニケーション能力を上げるべきでしょう。

コミュニケーション全般について
「目上の人に積極的に話しかけるのは失礼か?」
 この質問は、目上の人がどちらかと言うと無口なタイプの人の場合ですが、そう言ったことに関わらず、話しかけることが失礼だとは思いません。要は、目上の人に正しい敬語を使って、話しかけ、相手の言うことをちゃんと聴いて、応答するというコミュニケーションを心掛けることでしょう。
 

回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 6月 7日(日)22時06分11秒
  「スタディーガイドの25は、ボイスセットの内容と、11個それぞれのボイスクオリティーの内容を説明するのでしょうか。それとも11個のボイスクオリティーの名称を覚えておけばよいのでしょうか。 」

名前を覚えておくだけでは、意味がありません。11個のボイスクォリティーの名称とその意味すること(定義)を理解しておいてください。それぞれの例なども覚える時に役立つはずです。
 

(無題)

 投稿者:13AC043  投稿日:2009年 6月 6日(土)20時10分24秒
  スタディーガイドの25は、ボイスセットの内容と、11個それぞれのボイスクオリティーの内容を説明するのでしょうか。それとも11個のボイスクオリティーの名称を覚えておけばよいのでしょうか。  

中間試験toに関する質問・コメント

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 6月 6日(土)01時25分7秒
  中間試験に関する質問・コメント
 中間試験・スタディーガイドに関する質問がありましたので、取り急ぎお答えします。

 「スタディーガイドの18、24、27、あと、エンブレム、感情表現、管理・操作の例が分からない。」

18.言語コミュニケーションと非言語コミュニケーションの関係。非言語コミュニケーションがどのように言語コミュニケーションを「強調」、「明確化・補足」、「矛盾」、「代用」、「管理」するか、例などを使って説明できるように。
 「強調」の例は、こぶしを振りながらあることばの重要性を強調するなど。「明確化・補足」の例は、繰り返し授業で言っているように、道順などを人に説明するときに方位を指すジェスチャーなど。「矛盾」の例は、ことばで相手を褒めていても、視線を合わせていないなど。「代用」はエンブレムを使う例で、「静かに」という意味で指を口に当てるなど。「管理」は、授業中質問する際に手を上げるなど。これ以外に、上記の質問では、「感情表現」があるが、その例は「ばんざい」のジェスチャーを喜んでいる時にするなど。

24.地位が高い人から低い人への接触が、地位の低い人から高い人への接触より多いが、これは空間の使い方とどのように関係があるか説明せよ。(講義)
 これも6月4日の授業でスタディーガイドに関する質問でお答えしました。接触は、個人的領域を侵犯する。侵犯するには、力がいる。だから地位の高い人の方が接触が多い。

27.「自己成就の予言」とは何か?どう自己認識に影響するか?
 「自己成就の予言」とは「自分がこうなるだろう」と思っていると実際にそうなること。これは、自己認識において、自分について一定の認識を持っていると実際に自分自身がそうなって行くという影響がある。

 「Condon &Yousefの6人のイメージで、④は自分について相手から直接言われたこと、⑤は、言われてはいないけど自分で相手にどう思われているかという想像のことですか?」
 おおよそそう言う理解で結構です。まず⑤は、自分が「勝手に」相手から高思われているだろうと想像する部分です。④は言われている(または非言語的な「態度」で新セされているもの)です。④は相手が本当に自分について思っていることを言ってくれない限り分からないですし、100%確信を持って④を理解することはできないことが多いです。その意味で④も⑤と同様「想像」の域を超えない面はありますが、お世辞なり相手が本当のことを言っていないとしても、長い間その人から色々なことを言ってもらうことにより、一貫したフィードバックが見えてくるはずです。また、複数の人と接することで、複数の人が一貫して④について語ることは、①に近いということになりますので、このようにパターン化することで④について正しい認識が可能になります。
 「Condon &Yousefの6人のイメージで、④の認識が『自己成就の予言』につながることはないのですか?」
 確かにあります。人から「あなたは~だ」と言われることで、実際に自分がそうなって行くということはあります。実は、人間の性格形成は、親や兄弟などから④を言われることで、子供がそうなって行くという過程を含むので、性格形成のプロセス自体に「自己成就の予言」は影響しています。しかし、ここで理解してほしいことは、あやふやな⑤に基づいた自己成就の予言は間違った自己認識や自己形成につながってしまう可能性がありますが、同一の人と長い間付き合っていく中でつかむ④や複数の人から言われることを比較して理解していく④に基づいた自己認識は、より正しい「自己成就の予言」となるということです。自分の未知の部分について、周囲の人から④で知らされ、それに気づいて、自分を磨くことは、とても良いことです。
 

5月28日のコメント・質問への回答

 投稿者:今堀  投稿日:2009年 6月 3日(水)20時13分15秒
  授業の運営に関する質問・コメント
課題をメールで提出したが、受理の返事がない。心配しています。
 申し訳ありませんが、現在多忙を極めていて、なかなか返信できずにいます。自己モニターチェック1については、5月27日までに提出した人には、全員返信しています。自己モニターチェック2については、5月28日以降にメールで提出した方々にはまだ返信できていません。頑張ってこれから返信するようにします。

講義内容についての質問やコメント
今回は、たくさんの質問やコメントに答える時間がありません。6月4日の講義では、中間試験の範囲を終わらせることに集中したいですし、スタディーガイドについての質問も優先しないとなりません。そこで、直接試験に関係しそうな質問だけにお答えし、他の質問やコメントについては、6月4日の講義への質問やコメントと一緒にお答えします。

「顔の表情」について
①「顔の表情が豊かな方が、コミュニケーション能力が高いのですか?」
 はい、状況や相手に応じて適切な表情を出せることが、コミュニケーション能力が高い訳ですから、当然そうなります。
「空間」について
①「座位置で2人だけで①と⑤に座ったら話しにくいが、6名全員座っている状況で、①と⑤に座った人の関係はどうなるのか?」
 ①と⑤は6人掛けのテーブルで一番距離が遠い座位置になります。2人だけでここに座るのは、不自然ですし、おそらく人間関係が遠いのでしょう。6名全員座っている場合でも、距離が遠いことから、いちばん話しずらい関係になります。
②「至近距離で話す時に、緊張から相手の目を見ることが出来ないが、これは無意識に関係を遠ざけていることになるのでしょうか?」
 前回の質問で、類似したものにお答えしたように、基本的に視線回避や欠如は、人間関係の親近感を減らします。しかし、至近距離で話す場合、対人距離が新密度が高いために、その関係に適切な親近感を保つために、視線を少なくしている可能性があり、一概に悪い行動ではありません。
③「空間の文化差について」
ア)「どこの国が、一番距離が遠い?近い?」
 実際に距離を測った研究はなく、「観察」によるところが多いのですが、遠いのは、北ヨーロッパ地域、近いのは、中近東、中・南米、東南アジアです。

「接触」について
①「接触によって敢えて力関係を示すこともできるのですか?」
 はい。できます。講義で説明したように、接触するには、相手の個人的空間領域を侵略することを意味します。従って、相手に積極的に接触し、相手からの接触を拒むようにすると、自分を相手に対して優位にできます。
②「性的な接触が結婚後に減るというのは、どうしてですか?」
 理由は分かりませんが、ある学説では、結婚することで、互いの愛情を確かめようとする欲求がすくなることと関係があるそうです。
③「母-息子、姉-弟、父-娘、兄-妹では、どれが、接触が多いですか?」
 研究結果では、父―娘が最も少ないです。他については、研究結果があいまいですが、おそらく多いのは母-息子(ある一定の年齢まで)でしょう。兄弟については、研究結果がありません。
④「誰とでもある程度の対人距離を保とうとする人がいるが、対人距離は先天的?」
 個人的空間領域は先天的なものがありますので、対人距離にも先天的なものがありますが、いずれもそれぞれの文化で適切とされる距離や空間領域を後天的に学びます。誰とでもその文化では適切とは思えない対人距離を保つ人は、もしかすると人間関係を多少遠ざけているのかも知れません。
⑤「接触の文化差について」
 ア)「イタリアやフランスでも地域差があるのであれば、日本でも接触に違いがあるのですか?」
 正式な研究結果はありませんが、やはり東北や北海道などに比べ、九州・沖縄の方が、接触行動が多い傾向は見受けられます。北は少なく、南は多いというのが日本でも当てはまるのかも知れません。
 イ)「北欧諸国やドイツなどの握手は?」
 よく分かりませんが、アメリカに比べると握力は弱い方ですが、フランスに比べると強い方でしょう。
 ウ)「接触の多い文化の国で、接触を避けると失礼になるのでしょうか?」
 そうですね。確かにそう言う傾向はありますが、相手文化の接触習慣に慣れるまでは、どうしても「本能的」に避けてしまう可能性があります。前にも言ったように、「外国人」として多めに見てもらえることもあるので、最初は少しずつ慣れていくようにすると良いでしょう。

「声(周辺言語)」について
①「大きな声を聞くと、たとえ相手が怒ってない場合でも、怒っているように思ってしまいます。これは、声にも非言語コミュニケーションが含まれていると考えて良いですか?」
 まず、基本的なことですが、声については、「非言語コミュニケーション」の講義で説明しているわけですから、無論声は非言語コミュニケーションです。ことばは同じでも声の使い方で意味が変わるのですから、非言語コミュニケーションになります。従って、同じことばを大きな声で言うと、「強調」「緊張」「怒り」などの意味を伴うわけです。
②「声で判断される情報に社会的地位・経済力とあるのですが、それはどのようにして分かるのですか?」
 これは、前回の講義でまだやり残した部分ですので、本日の講義で説明します。
 

課題について

 投稿者:13AC031  投稿日:2009年 5月31日(日)23時33分53秒
  13AC015の方と内容がかぶりますが、私も同じく課題をメールで提出したのですが受理のメールが返ってきていません。きちんと提出できているかわからず不安なのでどうすべきか教えてください。  

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